【みいく注】曹操と荀彧の仲は悪くなった?曹操と離れ、荀彧はなんで尚書令なんてしてるの?|橘花美郁三国志☆
こんにちは!
三国志アナリストの橘花みいくです!
この記事は、
直近の活動はこちらご覧ください
三国志ファンのみなさんからよく言われるのが
「荀彧って最初の方はなんかいろいろやってたけどさあ、途中から消えちゃうよね?」
「赤壁の時いたっけ?」
という、荀彧様軽視の発言w
いますよーーーーーーーーーーー!
ただ立ち位置が変わって
曹操の横にいる機会が少なくなったので
なんとなく露出が少ない様なのですが
そこのくだりを今日はお話ししたいと思います
なぜ
それは「荀彧を守る」ためです
太祖が宴席で、古参の武将たちに漏らした言葉
太祖は洛陽北部尉時代からの叩き上げで過酷な
上下関係からのし上がってきたけど、温厚で自由人な荀彧にはそれができないだろうと思っていたからです。
ただのボンボンかと思ったらハングリーでクレイジー⭐︎意外なとこもある荀彧を即気に入って幹部として登用するのですが、会社が大きくなるにつれ関わる人間が爆発的に増えることになります。
皆さんは「銀河英雄伝説」という漫画orアニメをご存じでしょうか。
主人公のラインハルトと盟友キルヒアイスも、最初は二人三脚でやっていくもののだんだん従える人間が増えるにつれ、ふたりの関係の濃さに口を出したり、割り込んできたりするやつが出てくるw
別行動が多くなり、ある虐殺事件にラインハルトが噛んでいたことから二人の信頼にひびが入る。加えてキルヒアイスだけVIP待遇なのよくないよと「臣下」らしく扱えとオーベルシュタインいらんこといったおかげで、キルヒアイスは公式の場で武器を帯びることができなくなった。(三国志風に言うなら、昇殿する際に剣を帯びれなくなった、かな)
それでもキルヒアイスは自分の命を捨てても、ラインハルトを守るんだよね~
(一説には侍中守尚書令とも。守には見習いという意味合いがあるそう)
イマドキの武将たちは、礼儀云々の役職はなりたがらなくてちょうどポストがあいてるし
名家なので動員しているお手伝いさん達の数が
ハンパない
中には先祖代々、荀家で働いているお手伝いさん
も居るほどなのでその人らの生活もあるから
給料下げられない
そしてこういう仲いいのに別居婚?みたいな
状況になったのでしょう
お互いよく仕事の後に会うらしく、
荀彧の得意な古聖人の話を、曹操は好んで聞いてたという記述がありますね
●映画、アニメ、漫画で基本は押さえた!もっと知識を深めたい、知りたい
●原典読みたいけど漢文の知識ゼロでもだいじょうぶかな
●日本語でも難しいのはイヤ、空き時間にサクッと読めるライトなやつが読みたい
そんな方におすすめです。
そんなエピソードあったんや~そういう解釈もあるんや~と楽しんでもらえたら幸いです。
橘花美郁について
ファン歴は30年ほど
イラスト投稿や同人活動、三国志関連サイト、自主アニメも作っています。荀彧伝現代語訳のサイトも運営しています。
私が「みいく流解釈」でわかりやすく解説します☆
ディスコグラフィ-みいく-|潁上華電視台DAY1
https://miikutpz.sakura.ne.jp/site/descography-miiku.html
(旧サイトです)
潁上華電視台DAY2
三国志ファンのみなさんからよく言われるのが
「荀彧って最初の方はなんかいろいろやってたけどさあ、途中から消えちゃうよね?」
「赤壁の時いたっけ?」
という、荀彧様軽視の発言w
いますよーーーーーーーーーーー!
ただ立ち位置が変わって
曹操の横にいる機会が少なくなったので
なんとなく露出が少ない様なのですが
そこのくだりを今日はお話ししたいと思います
なぜ
立ち上げから一緒の曹操と離れて皇帝のそばで尚書令なんてしてるのか?
それは「荀彧を守る」ためです
太祖が宴席で、古参の武将たちに漏らした言葉
「荀君は潁川清流派のうち、政治の世界に生き残れた数少ない名士。名士に生まれた彼には血みどろの戦場には行かせたくない、名士のままでいてほしいのだ。」
周囲の者は太祖の、荀君への深い思いに感じ入ると同時に嫉妬めいた声も上げました。
太祖は洛陽北部尉時代からの叩き上げで過酷な
上下関係からのし上がってきたけど、
戦場には向かないけど、文学や古聖人の教えな
ど、自分のしらないジャンルの知識をたくさん持っている荀彧をとても可愛がっていたのです。
ど、自分のしらないジャンルの知識をたくさん持っている荀彧をとても可愛がっていたのです。
漢の中での太祖の地位が確立するにつれ、
2人の距離ははなれたようにに見えます。
昔の一軍閥のトップに過ぎなかった頃と違い特別扱いしていると旧貴族や長老たちにそしられる。荀彧が孤立しないように防衛しなくてはいけないから。荀彧もそれをわかっていたから、いっそう公の場面では慎み深くなりました。
そうですね、
これ現代で置き換えてください
最初は曹操の兄弟、親戚が集まってできた
ベンチャー企業に、大手の就職先を蹴ってきた
荀彧が入社してきます
2人の距離ははなれたようにに見えます。
曹操と荀彧の仲は悪くなった?離れたようにに見えただけ、実は距離は変わっていない
昔の一軍閥のトップに過ぎなかった頃と違い特別扱いしていると旧貴族や長老たちにそしられる。荀彧が孤立しないように防衛しなくてはいけないから。荀彧もそれをわかっていたから、いっそう公の場面では慎み深くなりました。
そうですね、
これ現代で置き換えてください
最初は曹操の兄弟、親戚が集まってできた
ベンチャー企業に、大手の就職先を蹴ってきた
荀彧が入社してきます
ただのボンボンかと思ったらハングリーでクレイジー⭐︎意外なとこもある荀彧を即気に入って幹部として登用するのですが、会社が大きくなるにつれ関わる人間が爆発的に増えることになります。
皆さんは「銀河英雄伝説」という漫画orアニメをご存じでしょうか。
主人公のラインハルトと盟友キルヒアイスも、最初は二人三脚でやっていくもののだんだん従える人間が増えるにつれ、ふたりの関係の濃さに口を出したり、割り込んできたりするやつが出てくるw
別行動が多くなり、ある虐殺事件にラインハルトが噛んでいたことから二人の信頼にひびが入る。加えてキルヒアイスだけVIP待遇なのよくないよと「臣下」らしく扱えとオーベルシュタインいらんこといったおかげで、キルヒアイスは公式の場で武器を帯びることができなくなった。(三国志風に言うなら、昇殿する際に剣を帯びれなくなった、かな)
それでもキルヒアイスは自分の命を捨てても、ラインハルトを守るんだよね~
私はいつも曹操と荀彧見てるみたいだなと思っていますw
献帝を迎えた事で、
武力では排除できない
貴族階級の人間や宮中の長老たちも扱っていかないといけないのです
邪険にしたら宮中の儀礼など、曹操があまり噛んでない方の実務が滞ってしまいます。
古株のパートさんに気を使う新米店長さんのような感じですねw
曹操の打算と、荀彧への待遇をよくしてあげたい気持ち
今までは曹操の身内しかいないので
曹操のトップダウンで配下の権限や待遇を決められました
けど今は
なんにしても帝にまずは奏上し、、、となってしまう。
それなら、荀彧を尚書台に送り込もう。
自分とツーカーの人間を献帝のそばに置こうという打算と、
本心から待遇をよくしてあげられるという思い。
侍中尚書令なら皇帝のおそばに仕える以上、品位を保たなくてはいけないので
給料もいいw
献帝を迎えた事で、
武力では排除できない
貴族階級の人間や宮中の長老たちも扱っていかないといけないのです
邪険にしたら宮中の儀礼など、曹操があまり噛んでない方の実務が滞ってしまいます。
古株のパートさんに気を使う新米店長さんのような感じですねw
曹操の打算と、荀彧への待遇をよくしてあげたい気持ち
今までは曹操の身内しかいないので
曹操のトップダウンで配下の権限や待遇を決められました
けど今は
なんにしても帝にまずは奏上し、、、となってしまう。
それなら、荀彧を尚書台に送り込もう。
自分とツーカーの人間を献帝のそばに置こうという打算と、
本心から待遇をよくしてあげられるという思い。
侍中尚書令なら皇帝のおそばに仕える以上、品位を保たなくてはいけないので
給料もいいw
(一説には侍中守尚書令とも。守には見習いという意味合いがあるそう)
イマドキの武将たちは、礼儀云々の役職はなりたがらなくてちょうどポストがあいてるし
名家なので動員しているお手伝いさん達の数が
ハンパない
中には先祖代々、荀家で働いているお手伝いさん
も居るほどなのでその人らの生活もあるから
給料下げられない
そしてこういう仲いいのに別居婚?みたいな
状況になったのでしょう
お互いよく仕事の後に会うらしく、
荀彧の得意な古聖人の話を、曹操は好んで聞いてたという記述がありますね
「他の要職者のように、敷物を重ねて座ることも
なかったし、誰に対してもへりくだった態度で接した」という逸話にもつながりますね。
あと、
荀彧様がグルメだった話もあるんですが
それはまた記事にいたしやす!
なかったし、誰に対してもへりくだった態度で接した」という逸話にもつながりますね。
あと、
荀彧様がグルメだった話もあるんですが
それはまた記事にいたしやす!