2018年12月26日水曜日

【わかりみ】荀彧ってざっくり言うとどんな人?何した人なの?一人の男の決意と熱意の賜物~映画、漫画、アニメで基本は押さえた!もっと知識を深めたい、知りたいときは正史がおすすめ♪|橘花美郁三国志☆









こんにちは!三国志ライター橘花みいくです!

この記事は、
●映画、アニメ、漫画で基本は押さえた!もっと知識を深めたい、知りたい
●原典読みたいけど漢文の知識ゼロでもだいじょうぶかな 
●日本語でも難しいのはイヤ、空き時間にサクッと読めるライトなやつが読みたい

そんな方におすすめです。
そんなエピソードあったんや~そういう解釈もあるんや~と楽しんでもらえたら幸いです。


橘花美郁について

ファン歴は30年ほど

イラスト投稿や同人活動、三国志関連サイト、自主アニメも作っています。荀彧伝現代語訳のサイトも運営しています。

私が「みいく流解釈」でわかりやすく解説します☆



ディスコグラフィ-みいく-|潁上華電視台DAY1

https://miikutpz.sakura.ne.jp/site/descography-miiku.html

(旧サイトです)


直近の活動はこちらご覧ください
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荀彧ってざっくり言うとどんな人?何した人なの?一人の男の決意と熱意の賜物





皆さんによく聞かれるのが



荀彧ってざっくり言うと何した人なの?


ニコ競食の計とかクコ呑狼の計とか
あれ演義じゃん!
正史ではでてこない文言なのです




以前の記事で書いたように
前線を好まなかった荀彧様


なので派手な個人の戦功はあまりないんだけど



政治力が彼の真骨頂なので
そこは言わないでくださいw



荀彧様は司馬(参謀)で採用されたけど
しれっとキャリアチェンジ



適性は政治家なんです




「木を植えた男」との共通点

彼はこの荒れた大地を一人で甦らそうと思ったという…
何十年という歳月をかけて再生させた森、そして文学











私が似てるなーと思うのが
ジャン・ジオノ「木を植えた男」とういう短編小説です。タイトル聞いたことあるなーという方も多いんじゃないでしょうか


フランス、プロヴァンス地方を舞台にしたフィクション。
草木も生えない荒野をあてもなく旅していた「私」がひとり黙々と木を植えていく寡黙な初老の男性と出会う




その初老の男性は昔農園を営んでいて、植樹の知識がある人だった。家族を亡くし、することもないのでこの荒れた大地を一人で甦らそうと思ったという。ナラやシラカバやら…何十年という歳月をかけて緑を植え続ける。



木々はゆっくり成長するものなので
周囲の人は初老の老人一人の力と思っていない。




初めからそこに森があったかのように思ってる若者もいるくらいだった。


いつしか森は広大な面積に成長していた。
森が再生し荒野に水が戻っていった。
若い入植者たちが現れ、新しく暮らしが生まれていく。

彼らはある一人の男がこの森を再生させたことも知らない、そんな存在も知らない…



縁の下の力持ち☆荀彧様の功績がわかりにくすぎる!戦乱の真っ只中で文学や文化の方に力を入れた




ここが荀彧様の功績をわかりにくくしてる
要因ですねw 



荀彧様の功績の大きなものとして、文学や文化の方に力を入れたということ。
当時戦乱の真っ只中で、なにをのんきなことをとバッシングもあったろうけど、未来を作る動きをとっていた荀彧様。



なのでメインになる戦にはほとんど顔出さなくなります



   上奏文にもあるけど、戦乱でばらばらになった古文書を整理したり作法とかを復活させたり。
 この下地がなければ文化面の復興なんてずっとずっとあとのことになっていたはず。










中国文学史の中でもわりとガチな転換期
「三曹」曹操とその二人の息子、曹丕、曹植かつぎだしたのは荀彧




曹操ファンの方であれば
「三曹」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。曹操とその二人の息子、曹丕、曹植が詩作においておいて秀でていたので三人まとめてそのような言い方をするのですが、この「三曹」実質プロデュースしてるのが荀彧様なのです。
親分とそのご子息がやるんだからもっと文学や教育に力入れようぜという政府の大方針転換☆


それまで戦乱ばかりで
文学が熟成する土台がなかったので
中国史の中でもわりとガチな転換期と言っていいのです



自分の仕事をしやすくするため
曹ちゃん詩のセンスあるからやりなよ〜と
そそのかしたのかもしれないですがw




たくさんの文学者、詩人、書道家…が誕生していきます



極端にいったら荀彧様がいなければ、杜甫や李白も存在しえなかったかもしれない。
詩人はいたかもしれないけどもっと活躍が遅くなってたかもしれないですよね




荀彧がいなければ、杜甫や李白も存在しえなかったかもしれない。
焼野原になった故郷・潁川郡を許都として復興させながら何を願ったんだろう





董卓の乱で故郷の潁川郡は焼野原になりました


若き日の荀彧様が、
友達の韓馥のところに向かう旅すがら、
荒れ果てた大地を見て何を思ったか…



増えていく緑が、一人の男の決意と熱意の賜物と知らず、世間の人はあたかも昔からそこに緑があったかのように思うのだ…







※ここまでお読みいただきありがとうございました

2018年12月24日月曜日

兵力の大小は関係ない 勝敗はトップの力量次第!荀彧様が教えてくれた、私が12歳から胸に刻んでいること~|橘花美郁三国志☆


兵力の大小は関係ない 勝敗はトップの力量次第!荀彧様が教えてくれた、私が12歳から胸に刻んでいること~|橘花美郁三国志☆












こんにちは!三国志ライター橘花みいくです!


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勝てる気がしなかった官渡の戦い【三国志】
荀彧様が教えてくれた、私が12歳から胸に刻んでいること






三国志前半のハイライト
官渡の戦いはご存知の方も多いですね



国力も地位も兵力も何倍も多い袁紹相手に
若き曹操が挑み、
激戦の末袁紹の一族を滅ぼし天下取りに大きく一歩前進したわけですが



最初は全っ然
勝てる気してなくて出陣を諦めようとしてたのは
ご存知ですか?





天下を狙うのに今袁紹叩かないとダメだと
わかってはいるけど…
全てにおいてこっちが弱すぎる…


その時曹操を支え献策したのが
荀彧様なのですが



「兵力の大小は関係ない
トップの力量次第で勝てる!」



と励まして曹操を大いに感激させました


その前に、
曹操と袁紹を比較し
人材の使い方の上手さ、法の峻厳さ…
あらゆる点で曹操の方が上だからと励ますのですが、


曹ちゃんの方が優しいし、勉強できるし、お弁当食べるの早いし、声でかいしかっこいいからとべた褒めで、
嫌いな袁紹をディスってる様子が浮かんできて微笑ましいw



曹操に頑張ってもらわないと困る!

袁紹の下につくの嫌なんじゃ!

勝ってこいや!という荀彧様の情熱w





最も荀彧様は一時期、袁紹の客分だったことがありますね。実の弟も働いてるし、同郷の友達も
多いし一時は袁紹の世話になるのですが
ブチ切れて離れてますね

(ここはまた記事にしてみたいところですが)


なので曹操に頑張ってもらわないと困る!
絶対勝てるから!勝たしてあげるから!



袁紹の下につくの嫌なんじゃ!
勝ってこいや!という荀彧様の情熱w




話戻しますねw



「兵力の大小は関係ない

トップの力量次第で勝てる!」

つまり自分次第!












「兵力の大小は関係ない
トップの力量次第で勝てる!」



つまり自分次第!





これは12歳の私でも理解できました


たくさん兵隊がいてもやる気がなくて
バラバラに動いたら弱くなるし、
少ない兵隊でも全員気合い入ってて
作戦通り動いたら何倍のパワーにもなりうるということ




で、これをどう理解したかというと
当時は小学生だったので
身の回りのこと、学校のことで当てはめていました


今はこの問題集が解けないけども
トップの力量次第!つまり自分次第!

合唱祭頑張るぞ、皆部活とか塾あって忙しいけどもトップの力量次第!



つまり自分次第!


愛する荀彧様のお言葉なら
すんなり入る入るw



大人になって組織を任される時も
会社の立ち上げ頑張るぞ、初めてのことで大変だけども…(以下同文)


だから
失敗はいろいろしても、負ける気はしてないんです。いつでも荀彧様のお言葉が耳の奥で聞こえるから

感謝を申し上げたいですね





お空に向かって言うぐらいしかできないですけどね





※ここまでお読みいただきありがとうございます